初心者にもおすすめのStableDiffusionでローカル生成できるパソコンの選び方
- Googleコラボ立ち上げまでに時間がかかりすぎる…
- ゲーミングPC何を買ったらいいかわからない…
- StableDiffusionをもっと効率的に使いたい
GoogleコラボのStableDiffusionを使用すると立ち上げまでかなり時間がかかりますよね。
しかし勢いでデスクトップPCを買ってしまうと「せっかく買ったのにGoogleコラボより生成スピードも遅いしこれでは買った意味がない…」という状況に陥ってしまうかもしれません。
特にゲーミングPCと調べると自作PCの話題も沢山出てきますが、初心者は失敗するケースも多いです。
そこでこの記事ではデスクトップPCを使ってStableDiffusionを使いローカルで生成をしたいと思った時に失敗しないパソコンの選び方をお伝えします。
この記事では、実際に私が参考にした有権者のブログも多数載せているので参考にしながら選ぶことで迷わず購入できるはずです。
失敗しないPCの選び方
StableDiffusionの生成効率化が目的の場合は
BTOパソコンがおすすめです。
BTOパソコンとは
BTOは「Build To Order」の略称で、注文を受けてから作る受注生産の意味です。
「ゲーム配信をしたいわけじゃなくてStableDiffusionを使いたい!もっとメモリが多くほしいのに」
そんなふうに思った時、自分の好きなようにカスタマイズできるのがBTOパソコンです。
パソコンを組むためにはあらゆるパーツが必要ですが、全て自分で選ばなくても好きに入れ替えできるという点が非常に便利です。
BTOのデメリット
店頭で見ることができない
自分専用にカスタマイズするため全く同じものを店頭で見ることはできません。
選ぶ箇所が多い
元々出来上がったベースからカスタマイズしていくものの、選ぶ箇所が多いためある程度の知識がないと混乱してしまう
BTOパソコンを選ぶポイント8つ
- 目的を明確にする
- 予算を設定する
- CPUの選び方
- RAM(メモリ)の選び方
- ストレージの選び方
- グラフィックカードの選び方
- 外見やデザイン
目的を明確にする
今回はStableDiffusionをローカルで構築して効率よく生成するというのが目的ですね。
これがApexをやるため!FFをやるために!とゲーム目的の場合は大きく変わってくるので注意してください。
予算を設定する
予算に関しては最低20万以上と思っておいて下さい。
20万円以下のゲーミングPC、BTOパソコンも存在しますがStableDiffusionで効率的に生成をする場合はスペックス不足になる可能性があります。
CPUの選び方
CPU(シーピーユー)は、パソコンの「頭脳」のようなものです。人が考えるときのように、パソコンが命令を受けて動くとき、その中心となる部分がCPUです。たとえば、人が足し算や引き算をするときの脳みそのように、パソコンが色々な計算や仕事をするとき、そのすべてを管理・実行するのがCPUです。CPUが速ければ速いほど、パソコンもサクサクと動きます。
StableDiffusionに関しては、一番重要なのはCPUではなくGPUのためそこまで現時点では中間クラスにあるCorei7がおすすめです。
RAM(メモリ)の選び方
メモリは、パソコンの「机の上」と似ている部分です。
例えば、宿題をするときに、机の上に教科書やノートを広げる時のことを考えてみてください。そのスペースが広ければ、多くの本やノートを一度に開くことができ、色々な作業を同時に行えます。しかし、スペースが狭い場合、一度にできることが限られ、頻繁に物を片付けたり、取り出したりしなければなりません。
パソコンのメモリもこのような役割を持っています。メモリが大きければ、多くの作業を同時にスムーズに進めることができます。しかし、メモリが少ないと、パソコンは一度に少量の作業しかこなせず、動作が遅くなってしまうことがあります。
従って、多くの作業をスムーズに行いたい場合は、大きなメモリを持ったパソコンを選ぶのがおすすめです。
特にAdobe系のソフトはメモリが重視されるため、もし動画編集などを同じパソコンで行いたい場合は最低16GB、おすすめは32GBです。
ストレージの選び方
ストレージは、パソコンの「本棚」のような部分です。皆さんが大切な本やノートを保存しておく本棚を想像してみてください。その本棚が大きければ、たくさんの本やノートを整理して保存できます。しかし、もし本棚が小さかったら、すぐにいっぱいになってしまい、新しい本を入れるスペースがなくなってしまいますね。
パソコンのストレージも同じで、ストレージの容量が大きければ多くのデータやソフトウェアを保存することができます。しかし、容量が少ないと、保存できるデータが限られてしまいます。
さらに、ストレージには「HDD」と「SSD」という2つの主な種類があります。
HDDについて
古くからあるタイプのストレージで、価格は比較的安いですが、データの読み取りや書き込みの速度が遅めです。
SSDについて
新しいタイプのストレージで、高速にデータを読み取ったり書き込んだりできるので、パソコンの動作がサクサクとなります。ただ、HDDよりは価格が高めです。
したがって、たくさんのデータを保存したい場合や、パソコンを高速に動かしたい場合は、それぞれのニーズに合わせて適切なストレージを選ぶことが大切です。
ストレージは多めにしておきましょう!ただ費用を抑えたい場合は内蔵ではなく、外付けのSSDなどを別途購入することも可能です。
ただBTOパソコンを購入時に悩んだ際はなるべく多めに積んでおくと
「もっとストレージ増やしておけばよかった…」とならないため安心です。
グラフィックカードの選び方
グラフィックカードは、パソコンの「絵の具セット」のようなものと考えていただけるとわかりやすいかと思います。絵を描く際に、豊富な色の絵の具があれば、よりきれいで複雑な絵を描くことができますよね。同様に、グラフィックカードが優れていれば、パソコン上での映像やゲーム、動画などがより美しく、スムーズに表示されます。
簡単に言えば、どれだけきれいな絵を描きたいか、またはどれだけの高品質なゲームや動画を楽しみたいかによって、適切な「絵の具セット」(グラフィックカード)を選ぶことが大切です。
StableDiffusionに関しては一番大事なのがこの通称グラボ。
ただ今出ているものは数も多くかなり戸惑うことが多く私も一番悩んだ部分です。
グラフィックカード、グラフィックボードに関してはこちらの記事を参考に
RTX 4060 Ti 16GBを選びました。
40枚ほどグラフィックボードを所有しているやかもちさんの検証記事…非常に参考になりました!
外見やデザイン
外見やデザインについては好み以前に一番大切なのは
熱を貯めないデザインであるかどうか大切です。
ノートPCに比べてハイスペックなゲーミングPCはかなり熱を持つため、ケース自体にファンがついていたり対策されているものがおすすめです。
BTOパソコンの場合は予めケースにセットにされているため
中の性能を確認しつつ見た目が好みのものも選ぶのもおすすめです。
実際に購入したPCとおすすめのPC
ここからはこの記事を書いているあんこが購入したPCなどをご紹介していきます。
今回あんこが購入したものはこちら
GALLERIA XA7C-R46T RTX4060Ti 16G搭載
あくまでもカスタマイズが自由にできるBTOパソコンなので、ここから+10万円くらいのカスタマイズをしています。気になる方のためにスペックも載せておきますね✨
あんこが頼んだ構成内容
OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
オフィスソフト | 【カスタマイズ】Microsoft(R) Office Home and Business 2021 (Word/Excel/PowerPoint/Outlook)《オススメ》 |
セキュリティソフト | ノートンセキュリティ スタンダード30日版プリインストール【更新特典付】 |
CPU | 【カスタマイズ】インテル Core i7-13700 (2.10GHz-5.20GHz/16コア/24スレッド) |
CPUファン | 【カスタマイズ】(水冷式) DEEPCOOL GAMMAXX L240 V2 (RGBライティング対応) |
CPUグリス | 【カスタマイズ】(熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GB (HDMI x1,DisplayPort x3) |
電源 | 【カスタマイズ】800W 電源 (80PLUS TITANIUM) Enhance |
メモリ | 【カスタマイズ】64GB (32GBx2) (DDR4-3200) SAMSUNG |
SSD | 【カスタマイズ】1TB SSD (NVMe Gen4) |
ハードディスク/SSD | 【カスタマイズ】2TB SSD (NVMe Gen4) + ヒートシンク |
ハードディスク(追加1) | 追加ストレージ1 無し |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
ケース | ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック) |
リアケースファン | 14cm 静音ケースファン |
トップケースファン前部 | 【カスタマイズ】14cm 静音ケースファン |
トップケースファン後部 | 14cm 静音ケースファン |
LAN | 2.5Gb 対応LANポート×1(オンボード) |
標準キーボード | キーボード無し |
標準マウス | マウス無し |
無線LAN | 【カスタマイズ】Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LANカード《オススメ》 |
不要パソコン下取り | パソコン下取りサービスを利用しない |
このような構成で申し込みました🙌
まだ実際に今日届いたばかりで設定などは行っていないので、届いたら改めてレポートしていきますね!
まとめ
StableDiffusionの生成を効率よく行いたい場合は、GPUを意識してパソコンを選んでみるのがおすすめです。特にStableDiffusionのローカル生成と調べると自作PCが多くでてきますが、自作PCのことを勉強するよりも早く効率よく生成したい!という方にはBTOがぴったりです。
ぜひドスパラでBTOパソコンを調べてみてくださいね✨
この記事を書いた人
ビーバービルダー(BeaverBuilder)
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